« 大山登山(4)~1252mの頂上へ 二人同行 | トップページ | 大山登山(6) 見晴らし台でヘリに足止め »

2018年6月 6日 (水)

大山登山(5) 下山は「熊を見た」という見晴台経由

F1000789

頂上から右へ下って見晴台を経由してケーブルカー下社駅へ出る周回ルートで帰ることにした。前回もこのコースを歩いた。

上る途中で下って来るおじさんが大きな声でこう警告していた。

「見晴台から上って来る時に熊を今朝見た人がいるそうです。気を付けてください。」

私は熊は大変苦手なのだが、この時は怖くなかった。

街道歩きで山中を一人で歩いているとき、熊出没注意の看板を見た時ほど怖いことはない。なぜなら熊と万一遭遇すれば、餌となる人間は私一人しかいないからだ。100%の確率で私は食われる。

しかし、土曜日の大山登山は人数が大変多い。周囲を見渡しただけでも50人くらいは目に入る。熊が出て来ても、私が食われる確率は1/50となる。

しかも、脂がのって旨そうな若くて太った人間の方を熊は好むはずだ。

この痩せた死にそうな老人を食う可能性は低い。

だから、私は大山では熊出没情報に驚かなかった。

F1000748

さあ頂上からの景色も見納めだ。国道246や東名高速から大山方面へ接近する道路がうっすらと見える。

F1000749

谷のようになって大山へ接近する道は、大山街道だろう。先の方は石段の土産物街となって、ケーブル駅へとつながる。

F1000750

小田原の海岸方面

F1000751

下る途中で

F1000752

見晴台へのコースは土と木材の階段だ。歩きやすい。

F1000754

ところどころで、崖が険しい場所を通過する。熊野古道もこういう場所が多かった。

空海の好む修行道場なのだろう。勇気を試される。

F1000755

土だけの道もある。

F1000756

なぜこの写真を撮ったのかわからない。拡大して見たが、おそらく年季の入った樹皮の変形度合いに興味をもってシャッターを切ったのだろう。

年寄りの視線は面白いところへ向かう。

数百年間生きてきた樹木に無言で敬意を表したものと思われる。たかだか80年ちょっとで消えてしまう人間として、素直に樹木の偉大さを感じていたのだろう。私は・・・。

70

私の少し前を30歳代の若い夫婦らしい男女が下山している。

石のところでご主人は比較的すんなりと降りたが、奥さんが座りながら恐々と石段を下りている。私は少し歩調を緩めて、奥さんがゆっくりとそこを通過するのを待つようにした。

二人が通過したあとで、私も同じ場所を通る。

奥さんはここの何が怖かったのだろうか?

左手に鎖が張ってある。鎖があるということで精神的に怖くなることもあるかも知れない。

石の段差はさほどではないが、踏み外すとケガをするかも知れない。運が悪ければ、右下崖へ落ちるかも知れない。しかし、その危険度はかなり小さい。

おそらく鎖の存在が、お化け屋敷に入るときくらいの心理的な恐怖を呼び起こしたものだろう。

私は鎖も持たず、杖もつかず、軽やかに石を踏んで、難なく降りた。

これは、我が家の裏山であった九州の万年山などで小学校の頃から友達と数人で遊びに行ってはかえって鍛えた運動神経のお陰だろうと思う。

この年齢になっても下山だけは全く苦にならない。

心臓がやや小さい?だけに登りはしんどいのだが・・・。

F1000757

上空でバタバタバタと騒音が鳴り響いている。前方に下山中の人々が通せんぼにあっている。砂埃が舞い上がっている。ヘリコプターの音だ!

「熊が出たのではないだろうか?」と直感が働いた。

前の男性陣が「熊が撃たれたのでは」と話していた。

もう少し群衆に接近してみてみよう。(次回に続く)

« 大山登山(4)~1252mの頂上へ 二人同行 | トップページ | 大山登山(6) 見晴らし台でヘリに足止め »

四国お遍路」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1054607/73634576

この記事へのトラックバック一覧です: 大山登山(5) 下山は「熊を見た」という見晴台経由:

« 大山登山(4)~1252mの頂上へ 二人同行 | トップページ | 大山登山(6) 見晴らし台でヘリに足止め »

最近のトラックバック

最近のコメント

2018年8月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ