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2016年10月 7日 (金)

横浜点滴殺人事件(14) 縦割り

今日10月7日も真犯人逮捕の報道はありませんでした。
横浜市は10月11日に立ち入り検査するとしています。
 
仮に、真犯人が病院内にいても検査できるのだろうか・・・?
 
よく似た構造にあることに当事者たちが気づいていないのかもしれません。
「縦割りの弊害」などと呼ばれます。
 
盛土(もりど)がないのに豊洲市場をオープンしようとする。
 
真犯人が特定できていないのに、病院管理が適正かどうかを査察し是正指示する。
 
盛土は土木技術の仕事だから、建築技術は建築の常識に従って地下空洞を設計するのだ。
建築がああ言うのだから、ビルの下は盛土は不要だと考えてよいのだろう。
同じ構図で想像してみます。
 
真犯人逮捕は警察、検察の仕事だから、つかまっていないけど、病院の営業可否を審査しよう。
真犯人逮捕はされていないけど、立入検査をして是正処置をしてもらい営業可能な体制整備を早く進めよう。
 
前者は、土壌安全確認ができない状態で、生鮮魚類市場の開業を行う寸前まで行きました。
「寸前まで行った」という事実に驚かざるを得ません。
 
後者は、真犯人がどこで何をいましているのか、まったく断定できていない状態で、病院経営の監督官庁の査察を受け、適切な改善策を講じて外来営業、新規入院患者受け入れのための改造工事に着手しようとしています。
 
豊洲問題と同じに考えれば、百歩譲って工事実施までは許せますが、不安全なままの営業開始は許されませんでした。
 
グリーン女神が降臨しなければやっちゃってましたが・・・。
 
つまり、百歩譲って病院内の施設改造工事着手までは許されますが、真犯人がどうやって犯行を実行したのかが不明なままで、外来と新規入院、4階での休日深夜の点滴を実施することは許されません。
 
そういう停止条件付の立ち入り検査であると公言してくれていれば、私は心配はしないのですが、記事などを見る限りは「管理監督のための立ち入り」としか書いていないようです。
 
通常は管理者として問題点を抽出し、期限を示し是正指示をするのでしょう。
 
「是正完了」で営業OKとなります。
 
そのときに真犯人はどこにいて、何をしているのかを明らかにしなければなりません。
 
点滴を受ける患者さんの身になればわかる話です。
 
病院の公式サイトにも太字で断りが書いてありましたが、意識がないような重篤な患者さんが多い4階のようですが、
意識がなくても守ってあげる必要はあります。

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